2009-06-22 Mon 21:49
ふと 頭に浮かんだ、中学の同級生(むろん男子)。
パソコンの前にいたワシは なんと そいつの名前をググってみた。 だってそいつは その頃から抜きん出た秀才だったから さぞかし今は出世しているんだろうなぁ・・・・と思ったのである。 ・・・・どんどん検索結果が出てきた。 やはり彼は タダモノではなかった。 大企業の開発部でいくつかの発明をして特許も取得していた。 予想以上の出世に ワシは狼狽した。 だってワシは 中学の卒業式に彼に告ったんだもの・・・。 当時の彼のあだ名は 『博士』。 教師も一目置くほど頭脳明晰だったが変人であった。 それでもワシは彼が好きになった。 思えばワシの変人好きは この頃すでに完成されていたのだなぁ、と今思う。 変人だったのでライバルはいなかった。(多分) 彼もワシもそれぞれの志望校に合格したと判ったその日、ワシは彼に告白しました。 彼は 絵に書いたようなポカーンだったけれど いくぶん赤くなって 『 よろしくお願いします。』 と言った。 つづく。 |
| ††月の指輪†† |
|